8章: Business Models and Intellectual Property

IP(Intellectual Property, 知的財産)には、特許や著作権、商標など、いろいろありますが、主に特許に着目しています。 特許を積極的に外部に許諾しながら、ビジネスを構築する方法について論じています。

特許について 

IP市場の現状 

知的財産ビジネスについて考慮すべきこと 

発明者に対する報償の実態 

ビジネスを優位化するIPマネージメントの事例 

受託しながら自社IPを蓄える Millennium Pharmaceutical

IBMにおけるIPの活用法(本事業へ埋め込む

公開も打ち手の一つである Intelの事例

IPの価値評価方法 


考察: 特許だけでは価値がつかない

価値評価方法のくだりにおける「ビジネスモデルが不明な状態では値がつかない」という指摘、「企業の本事業のビジネスモデルに埋め込む形で特許収入を得る」というIBMの活用法などは非常に参考になります。 これらのことから、 ビジネス戦略、ビジネスモデルを明確にしたうえで特許を活用する策を考える ことが重要だと思いました。 7章の社内ベンチャー活動の話にも符合しますが、企業の知的財産部門が、企業の本事業とは無関係な状態で、「社内で役に立たない発明を有効活用しよう」とか、「とにかく知財収入をN億にしよう」という活動をしても、有効な活動にはならない、ということなのですね。