5章: From Closed to Open Innovation 論旨 

5章は、自技術創出に偏っている研究所を顧客セントリックなインテグレーション活動へ転換させることに成功した企業として IBMに着目し、転換のための施策を紹介しています。 ポイントは以下の通りです。

IBM研究所の歴史 

Closed Innovationの時代 (1945-1980)  
Closed から Openへの環境変化 (1980-1992)

Open Innovationへの改革 

対処1: Join Program
対処2: インテグレーション活動へのシフト
対処3: 自社技術のオープン化
同時に自社のモジュール製品をオープンに市場で販売した。 自社製品の差異化はできなくなるが、モジュール製品のコスト構造が改善された。 結果的には、 自社製品の優位化と同時に技術開発投資の回収サイクルも短くなり、製品開発を加速化できた。
対処4: 知的財産ビジネス
対処5: FOAK (First of a kind) Programの導入
ビジネス的に重要でかつ技術的にも革新的なテーマについて顧客企業と共同で開発するための、先端的な顧客企業と研究所との間の共同研究スキーム。  契約が結ばれると、IBMの研究員が顧客企業の職場に常駐して、プロジェクトを進める。
 
対処6: 研究員に対する評価制度、人材管理の修正