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2005年08月12日
あなたはJALに安心して乗れますか?
JAL ・・・ 今日も事故を起こしていました。 JALの幹部も社員の皆さんも問題は重々認識していると思うので、いまさらJALを批判するつもりはないです。
ただ、経営の合理化、整備士削減が背景にあるという話を聞くと、資本主義の限界、規制緩和推進論の弊害を感じました。
資本主義の限界: 安全性が重視される業界にも資本主義は適用可能か?
多くの業界ではこの答えはYESでしょう。 (そもそも、ほとんどの業界では安全性が重視される) 安全性が下がれば顧客は減るから、利益を求める企業も安全性を重視する、という原理があるからです。 たしかに、この原理は食品業界では有効です。
運輸業界でもこの理論は有効なのでしょうか?
僕は疑問に感じています。 運輸は容易に他社参入できる業界ではないため、安全性が下がったとしてもユーザが競合他社を選択する機会は限定されているからです。 他社参入が容易でない理由としては、必要投資が莫大であること、空港という社会の有限リソースを占有すること、があります。
規制緩和推進論の弊害
とはいえ、国営産業にしたとしても、ユーザが競合他社を選択する機会は限定されてしまうから、問題は解決されません。 適当な産業形態は、行政などによって監督された資本主義産業、なのかも・・・ 規制緩和推進論が横行して、行政がすべき監督ができなくなっているのだとしたら問題ですね。
そもそも、行政が適切な監督なんかできるのか、という意見もあるが・・・
投稿者 motlab : 2005年08月12日 22:54
コメント
MOTについてネットで調べていたところ、このサイトを知りました。実地で働いていらっしゃる方のサイトなのでとても参考にしております。
JALについては私ははっきりいって残念に思います。コーポレートガバナンスや企業の社会貢献が進んでいると言われているにも関わらず、不祥事というものが消える気配がないということは、考えなくてはならない問題のような気がします。
今回のJALの事件が、私の研究内容に似ていることに気づきました。去年、プロ野球が簡単に大阪のファンを見放したのは、不採算事業からの撤退という常套手段によるものが大きかったのですが、長年チームと苦楽を共にしていたファンにとっては背反行為に他なりませんでした。また、イングランドにおいてはファンがトラストを作りチームの経営に乗り出すというサポーターズディレクトという制度も金によりチームを支配するという性格から抜け出しておりません。
航空業界に言う安全性やスポーツ業界に言う愛着といった精神的なものが資本主義の枠から抜け出す可能性というものはないのでしょうか?
投稿者 yokotsuka : 2005年08月21日 02:33