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2005年03月16日
ソニートップ交代で感じたソニーの進化
連日、ライブドアの話が脚光を浴びているが、ソニートップ交代についても思うところがいろいろあった。 今日はその一部を書きたい。
出井さんはソニーがスカスカ経営に陥った責任を取って退任した。 それは事実だろう。 しかし、だからといって出井さんをワースト経営者の一人としてみなすのが適当だろうか?
そうではないだろう。 出井さんが就任する前のソニーはどんな会社だったろうか? それを思い起こせば、ソニーの業態をここまで拡大させた出井さんはやはり優秀なリーダーであると納得できるだろう。 出井さんがソニーの変身を導いたことは事実であると思う。 そして、その変身の副作用で今、ソニーはスカスカ経営に陥っている。 でも、改革とはそういうものではないのか? どんな組織にも現状の組織ならではの強みがあり、それを阻害することを恐れていたら改革などできないと思う。 副作用の発生は改革を成し遂げた証拠でもある。 コテコテからスカスカに変身したあとスカスカのピンチから脱出した企業はずっとコテコテのままの企業よりもよっぽど強い企業になっているだろう。
今、レビューしようとしている藤本先生の本に、進歩と進化は違うという一節がある。 進化とは苦しみもがきながら生き延びることによって、結果として昔より強くなることである。 その意味では、ソニーは今まさに進化している、と退任劇を見ながら感じた。
投稿者 motlab : 2005年03月16日 23:09
コメント
こちらでははじめまして.
スカスカ&コテコテの名付け親@元ソニーです.
確かに,ソニーは大きく変わってしまいましたが,
ご指摘の通り,裏を返せば両者の良いところを取れる潜在的な力を保有していると考えることもできますね.
新しい会長&社長がその可能性を見抜けるのかが鍵ですが,
個人的にはストリンガー会長が「私はアメリカでリモート経営を行う」と表明しているあたりで,結構不安だったりしています.
投稿者 いぬ : 2005年03月17日 21:17