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2005年03月15日
日本のもの造り哲学レビュー 趣旨説明: コテコテvsスカスカのジレンマからの脱却
そろそろレビューを始めましょう。 まずは、趣旨説明と進め方について。
趣旨説明: コテコテ vs スカスカのジレンマからの脱却
私も出席した講演会で某大学のI先生が、技術戦略のジレンマをコテコテとスカスカという言葉を使って表現しました。
自社の得意技術を磨くだけのコテコテな活動をしていても、環境変化・顧客ニーズの変化に対応しながら成長を続けるのは難しい。 これは、コテコテの悩みです。
一方で、積極的に外部のサプライヤの技術を活用すれば、環境変化・顧客ニーズの変化への対応はしやすいが、競合他社と類似製品しか提供できず、価格戦争に埋没してしまう。 これが、スカスカの悩みです。
この、コテコテvsスカスカのジレンマからいかに脱却するかが多くの技術系企業にとっての悩みであると思います。
本サイトでは、既にPlatform LeadershipやOpen Innovationといった本をレビューしました。 これらの本から、モジュラー型産業における成功企業には、スカスカに陥らないための活動スタイルがあることを学びました。 特に、Platform Leadershipで紹介されているIntelの活動スタイルは、Job-1のMPUビジネス(=コテコテの活動)をJob-2のアーキテクチャリーダシップ活動(=スカスカの活動)によって継続成長させていく、コテスカ型でした。
藤本 隆宏先生の日本のもの造り哲学は伝統的な日本のもの造り産業において、コテコテに陥らない企業の活動スタイル、を紹介しています。 この本が示しているのは、コテコテに陥らない、進化するもの造りシステムのあり方です。
以前のレビューで学んだコテスカの活動スタイルに加えて、今回のレビューで進化するもの造りシステムを学ぶことが、コテコテvsスカスカのジレンマからの脱却戦略を考えるうえで有用になると考えています。
進め方:
一週間に一章のペースでレビューを掲載します。
サイトリニューアルにより、各レビューに対してコメント、トラックバックをできるようになりました。 コメントトラックバックを通して、レビューをご覧になっている皆様もご参加ください。
読書会みたいなスタイルで行っていければ、幸いと考えています。
投稿者 motlab : 2005年03月15日 21:58