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2005年03月05日
MIT TR 2月号: SNSとRSSを融合させるRojoの記事など
MIT Technology Review 2005年2月号より興味深い記事を紹介します。 Rojoの記事のほかに、インターネット検閲とテロ脅威の問題がありました。 また、バイオ関連で、ニュージーランドの遺伝子組み換え産業育成政策に関する記事がありました。
1. SNSとRSSを融合させるRojoの記事
スタートアップ企業紹介の記事でした。
ご存知の方も多いかと思いますが、ユーザがRSSで購読している記事のうち興味を引いたものにマーキングできるようにして、SNSでリンクしているユーザ同がどの記事にマーキングしたかをみれるようにするサービスです。
Bloglinesは、RojoはBloglinesに比べると機能的に不足しており、Rojoのサイトは使いずらいと指摘しているらしいです。
Rojoの今後の展開について、SNSを自分で構築するのか、他のSNSとタイアップするのか、が判断ポイントと指摘しています。 類似のサービスとして検索結果をユーザ同士でシェアすることを可能にするEureksterを挙げ、Eureksterがfriendsterや他のSNSサイトと連携していることを紹介しています。
2. 高まるテロリスト集団によるインターネット活用
7ページの特集記事です。 テロリスト集団が非常に有効にインターネットを活用しており、この状態にISPやレンタルサーバ業者が対策を講じなければ、政府による検閲・規制が厳しくなる可能性があることを指摘しています。
テロリスト集団による活用の事例としては、コンテンツ配信手段によるテロ活動の宣伝、テロ準備・実行のためのコミュニケーション、フィッシング詐欺などによるテロ資金の調達が挙げられています。
また、対策として、テロリスト集団のコミュニケーション形態の特徴(非常にクローズドな集団の間でしか通信しない)に着目してテロリストによるコミュニケーションを抽出する研究やフィッシング詐欺を防止するためのSender ID標準化活動が紹介されていますが、これらの対策では氷山の一角を解決するに過ぎない、と専門家が発言しています。
[検閲・規制をやるとしても、テロリスト集団がP2Pで通信すればISPやサーバ業者が監視するのは難しくなりますよね。 難しいですね・・・・]
3. ニュージーランドの遺伝子組み換え産業の育成政策
New Zealand: Green Heaven for Biotech? というタイトルの記事で、ニュージーランドが遺伝子組み産業について他の国よりも進んだ政策を導入していることを紹介しています。
ニュージーランドとしては、遺伝子組み換え技術は将来の国家成長のための重要技術であるとみなして、"Pressing on, but with care" (用心して進めましょう)という合言葉で遺伝子組み換え産業の育成政策を進めているとのことです。
遺伝子組み換えの実験を承認するプロセスに市民も関与できるようにする代わりに、定められた規制に従っているバイオ企業を環境保護団体による訴訟などから保護する法律を制定したそうです。 他の国では、環境保護団体による訴訟がバイオ企業の実験を停滞させているそうです。
環境問題に保守的であり農業大国であるニュージーランドにとっては、この政策はニュージーランドの自然・健康のイメージを低下させるリスクをはらんでいます。 しかし、将来の国家戦略としてPressing on, but with careを選んだとのことです。
投稿者 motlab : 2005年03月05日 19:17