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2004年11月01日
Open Innovation まとめ
9章はまとめなので省略します。 本レビューのまとめとして、全体を通しての感想を書きたいと思います。この本が示唆しているOpen Innovationへの転換については既に多くの企業が取り組んでいることと思います。特に、大学との共同研究、社内ベンチャーによる新事業創造、IPライセンシングによる技術外販、など、個々の施策については、「そんなこと、うちでもやってますよ」と多くのマネージャ達が言うだろうと思います。
しかしながら、個々の施策に取り組んでいる企業は多い一方で、R&DスタイルのOpen型への転換によって新たな戦略ポジションを獲得することに成功している国内の企業は少ないようです。このギャップの理由を探ることがOpen Innovationの本質を会得するうえで重要だと思いました。
社内外の勉強会でこの本の論旨を紹介する機会があり、数人の方とディスカッションするうちに、上記のギャップの理由が少しわかってきました。 インテルやIBMなど、Open Innovationに成功している企業は、 個々の施策の上位に位置するものとして、確立された企業戦略を持っている ような気がします。 その企業戦略の一手段として、共同研究やIPライセンシングを推進しているので、個々の施策が戦略的意義を帯びてきます。 一方で、LucentのNVGが典型例だと思うのですが、企業戦略とは独立に個々の施策を推進しても意味がない、と思います。
日本の大企業で、企業としての戦略やビジョンを確立するのは難しいと思いますが、個々の担当者の立場でも、企業としての戦略はどうあるべきかを考えた上で個々の施策を推進することが必要だと思いました。
投稿者 motlab : 2004年11月01日 01:50
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