« 4章: 対立への臨み方 | メイン | スキー世代とスノボ世代とのクロックスピードの違い »
2004年03月23日
5章(1) マイクロソフトの場合
5章は2回に分けて紹介します。前半はマイクロソフトについてです。 いくつかの特徴についてインテルとは違いがあります。ポイントは以下の通りです。-
Lever 1: アプリケーション(Complemenrary)も主要ビジネスである - 売り上げの約半分がアプリケーションである。 インテルの場合では、マイクロプロセッサ以外の売り上げは20~30%程度にすぎない。
-
Lever 2:Open で Privateなインターフェースを提供 - インテルと同様にインターフェースはオープン化しているが、業界団体などで仕様化を委ねることはせずに、 あくまでもている自社が仕様化を行っている
-
Lever 3: 中立的なプラットフォーム提供者を志向していない - インテルは中立的なプラットフォーム推進者となることを志向しているが、
マイクロソフトはむしろアプリケーションビジネスを優位化するために
プラットフォーム提供者としての立場を最大限に活用しようとしている。
具体的には以下が挙げられる。
- アプリケーションの開発計画とプラットフォームの開発計画とを同期させる。
- マイクロソフトのアプリケーション開発者のために、undocumented APIがある。
- インテルと異なり、プラットフォーム部隊とアプリケーション部隊との間に壁を設けていない。 むしろ、互いに情報を自由に交換しあっている。
- "アプリケーションとシステムとを密に連携させることはエンドユーザに対しても利益をもたらす"と主張している
-
Lever 4: 社内での利害対立はやはりある - (これはインテルとの違いでなく、インテルと同様のことですが) プラットフォーム開発者とアプリケーション開発者との対立はある。 例えば、アプリケーションのコードをウインドウズ用に最適化するために マッキントッシュでの性能が悪くなってしまう、 ウインドウズプロダクトに共通の統一フレームワークに従うために アプリケーションの設計に制約が生じてしまう、などの不満がアプリケーション開発者側に発生することがある。 このような場合、高く信頼されている幹部が両者の利害を調整している。 共通の脅威(NetscapeやInternetなど)が両者の協調を促すこともある。
投稿者 motlab : 2004年03月23日 01:16