« Platform Leadership レビュー はじめに(趣旨説明) | メイン | 2章: インテル きっかけはPCIバス »

2004年02月22日

1章論旨:フレームワーク

Platform Leadership とは 


プラットフォームリーダシップとは、モジュラーアーキテクチャによって分業化された業界において、業界における技術進歩をリードしていく活動をさす。この活動における課題として以下がある。 

  • プラットフォームを中心としたプロダクト全体の完備性(相互接続性、原文: integrity )を確保しながら、プロダクトを進化させていくこと 
  • 計画された技術進歩をプラットフォーム周辺の外部プレーヤ(complementary)に受け入れさせていくこと 
また、以下の点にも注意すべきである。
  • 周辺の外部プレーヤはありがたい存在にもやっかいな存在にもなる。 プラットフォーム提供者が外部プレーヤの周辺プロダクト開発に依存している場合にやっかいな存在となる。一方で、外部プレーヤがプラットフォームの市場を拡大してくれるという場合にありがたい存在となる。
  • 周辺プレーヤとの協調を得ることに失敗すると、そのプラットフォームの参加者全員の利益が低下する。

フレームワーク 

フレームワークとして、以下の4つの項目(原文ではLever)でPlatform Leadership戦略を吟味し、設計することを提案する。 
  1. Scope 自社のビジネス範囲: どこまでを自社のビジネスとして、どこの部分を外部プレーヤのビジネスとするか 
  2. Product プロダクト: プロダクトアーキテクチャやインターフェースの開放性など 
  3. Relationship 外部プレーヤとの関係戦略: 協調と競合とのバランスのとり方 
  4. Organization 社内の組織戦略: 事業部間の利害の対立をどのように解決するか 
上記のフレームワークを提示したうえで、この本ではIntel, Microsoft, Cisco, Palm, Linux, NTT Docomoの戦略を分析する

投稿者 motlab : 2004年02月22日 22:28