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2004年02月10日
10章:幹部はなにをすべきか?
いよいよ最終章です。 この章では、まず企業が新ビジネス育成を繰り返すための幹部の役割を述べ、次にイノベーションを繰り返す企業活動のフレームワークを提案しています。
幹部の役割についてのポイント
- 既存事業の延長にすぎない案件と”破壊的な”新ビジネスである案件とを 判別 する姿勢を保ち、後者には直接関与すること。 一方、前者は組織に定着したプロセスで適切に処理されるはずだから、下に任せてしまえばよい。
- 誤った考え方は、係るお金の大きさやビジネスの規模によって自分が直接関与するか下に任せるかを選択してしまうことだ。 破壊的ビジネスでは、正しい判断を導きだすプロセスが未だ見つかっていないので、判断に関与すべき事態が頻繁に発生する。 一方、既存ビジネスの延長では、市場もニーズも明確なので、判組織に内在するプロセスで適切な判断が自然と導かれるはずである。
- また、新ビジネスがその企業の将来のメインストリームになる可能性に備えるため、幹部は新ビジネスと既存ビジネスとの間に立ち、既存ビジネスのマネージャ達に新ビジネスの情報を伝えておくべきである。
イノベーションを繰り返す企業活動のフレームワーク: Disruptive Growth Engine
- 既存事業が成長しているうちに新ビジネスを創造すること。 最も望ましいのは、毎年創造すべき新ビジネスの数を設定することである。
- 幹部は積極的にベンチャーに関与し、ベンチャーが既存事業のプロセスによる干渉を受けずに最適なプロセスで育成されることを確保すること。
- 新ビジネスのアイディアを検証し、プランを精査するチーム・プロセスを作ること。2章から6章に記された検証方法( Litmus Test 、2章参照)でアイディアを検証すること。
- 精査したプランを社内の関係部隊へ伝授すること。この際、プランが前提としている仮説を関係部隊の人間にも十分理解させること。
投稿者 motlab : 2004年02月10日 22:14
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