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2004年01月29日
8章:正しい戦略のたて方
新ビジネスの段階に応じて適切なプロセスで戦略の立案、実行をすることの重要性を提起し、典型的なアンチパターンを指摘したうえで、"Discovery-based"という戦略立案・実行フレームワークを提案しています。 ポイントは以下の通りです。
立案プロセスの違いによって、戦略には以下の二つのタイプがある。
- 用意周到な戦略 ( Deliberate Strategy ) :
階層組織の戦略本部が様々なデータを集め、多角的に分析したあげくに立案し、トップダウン的に実行される戦略。
- 臨機応変的戦略 ( Emergent Strategy ) :
現場や中間管理職などによる日常的な判断として立案、実行される戦略。
以下の通り、市場の段階に応じて正しいプロセスで戦略をたてることが重要である。
- 黎明期=臨機応変的戦略: 成功するビジネスを模索している段階だから、現場で仮説を検証しながら戦略を再構築することが重要である。 最初から正しい戦略をたてられる起業家なんてめったにいない。
- 成長期=用意周到な戦略: 成功するビジネスがみつかったら、激化する競争にそなえるために会社のあらゆるリソースを活用する戦略が必要となる
一方で、多くの会社が陥る失敗はこの逆パターンである。つまり、
- 黎明期において、用意周到な戦略で”一発勝負”してしまい、結局資金切れに至る。[用意周到な戦略は階層組織の戦略本部によって立案されトップダウン的に実行に移されるので、実行に携わる現場は戦略が前提とする仮設を十分理解していない。このために、仮説が崩れて戦略の再構築が必要な事態になっても、そのことに気づけない、ということになる]
- 黎明期から成長期に移行する時期に用意周到な戦略がたてられず、競争に出遅れる。 特に、マネージャが成長期への移行を含むすべてのフェーズで適切に戦略を立案、実行できている例は皆無である。
分析に基づき、以下の"探索的計画" ( Discovery-Driven Planning )を提案する:
- 財務目標をたてる
- 成功の前提となる重要仮説を明確化する
- 上記の重要仮説を検証するプランを実行する。(この段階で戦略を再構築する)
- 戦略を実行するために投資する
また、幹部は以下を実践しなければならない:
- 初期のコストを慎重に管理すること
- 重要仮説を検証する活動が行われていることを確保して、勝てるプランを見つけるプロセスを加速化する
- 個人的に頻繁に首をつっこみ、、
ビジネスを臨機応変的戦略で進めるべきか用意周到な戦略で進めるべきか判断する。
投稿者 motlab : 2004年01月29日 22:01
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