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2004年01月20日

6章:コモディティビジネスの避け方

技術が成長し、技術の基本性能が"More than godd enough"になれば、その技術の市場はコモディティ化してしまいます。 コモディティ市場に埋没せずに常に高利益を維持するための経営手法を論じています。ポイントは以下の通りです。


利益の源泉はなくならない、移動するだけである 


利益の源泉はなくなるわけではなく、バリューチェーンの別の部分に移動する。
ある市場がコモディティ化して競争市場になれば、必然的にその競争に”武器”を売るビジネスが儲かるようになる、という原理が存在するからである。




”得意分野集中”思想の甘い罠 


利益の源泉の移動に合わせて事業を変えて行くことが必要だ。 逆にやってはいけないことは、”得意分野集中”という思想にとらわれ、バリューチェーン上の現在位置にとどまりながら事業を縮小していくことだ。もともと市場はコモディティ化しているのだから、絶対的なコアコンピタンスなどはない。 この状況下での得意分野集中のためのアウトソーシングは相対的に資産運用効率が悪い部門を切り離しているにすぎない。 これを繰り返し行えば、自社の事業が縮小するだけである。 また、これによってバリューチェーン上流の他社は当該市場の支配力を強め、事業を拡大することになる。

つまり、”コアコンピタンス経営”とは「自社がなにが得意か」を考えるものでは断じてなく、「価値の高まる事業はなにか」 を考えることである。

利益の源泉を追い続けるスケーティング術(経営術) 


当然、利益の源泉とともに事業をシフトしながら競争力を維持するためには、
新しいスキルを獲得する経営姿勢・能力が必要となる。 既存事業を走らせながら、同時に一方でこれをやることが試練となる。 利益の源泉のシフトを予見し、将来の重要市場の事業を既存事業とは独立な組織で育てることが重要だ。 これこそが 利益の源泉を追い続けるスケーティング術(経営術) の極意である。

投稿者 motlab : 2004年01月20日 21:47

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