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2004年01月17日
5章:どこまで自社がやるのか?
アップルの様な垂直統合型かWinTelの様な水平分離型かのバリューチェーン構築戦略の話です。 つまり、コアとなる技術の開発以外の業務についても自社でやるのか、他社に請け負わせるのか、の選択を議論しています。 技術革新の成長フェーズをに応じて選択する必要がある、というのがCC先生の主張です.
- 初期 ("Not-good-enough"の期間)= 垂直統合型を志向すべき
- 初期においては、プロダクトのアーキテクチャが確立できていないので分業が難しい。無理に分業化しようとしてモジュール、事業者間のインターフェースを定めれば、プロダクト設計に大きな制約が生じ、性能を最大限に引き出すことができなくなってしまう。
- 後期 ("Good-enough"の期間)= 水平分離型を志向すべき
- 新技術の基本性能がユーザの要求レベルを超越(Overshoot)した後は、
市場における競争軸が当該技術の基本性能以外の要素に変化する。 この時期においてはスピード、便利さ、カスタマイズしやすさ、が付加価値となる。 従って、モジュラーアーキテクチャでプロダクトを設計し、 部分的な設計変更で迅速に顧客のニーズに応えられる体制を構築することが重要となる。 - 再統合
-
さらに技術の普及が進むと、別次元の性能をユーザが望むようになる。 このようなユーザ要求の変化が起きると、再び垂直統合型が有利となる。 このようにして、最適アーキテクチャは水平分離型と垂直統合型との間で振り子のように変化する。
[この現象論は Charles Fine著"Clockspeed" ( PDFのエッセンス )
でも詳しく分析されています。]
投稿者 motlab : 2004年01月17日 21:39
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