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2005年02月07日

人口減少社会のマーケティング

最近、自宅でもプログラミングをしていることが多かったのですが、久しぶりに経営系の本を読みました。 古田 隆彦さんの「人口減少社会のマーケティング」という本です。 

日本国内でも2005年から人口が減少し始めるということで、アメリカのような成長型からヨーロッパのような成熟型へと社会が移行していくとのことです。 これを前提として、どのような価値を顧客に提供していくべきか、について考察しています。

面白かったのは、「ノゾミマンダラ」という3x3のマトリクス。 

横軸(列)は「内向」、「日常」、「外向」の3つに分類されています。 僕なりの解釈で説明すると、これは個人と社会との間の空間を、個人(独りの世界)、日常的な会話の範囲、社会、の3つに分けた感じです。 

縦軸(行)は「欲動」、「欲求」、「欲望」の3つに分類されています。 これは人間の生活願望を、「動物的・衝動的にわきおこる願望」、「生理的・物質的な不足(ニーズ)からおこる願望」、「ニーズを超えた願望。虚栄心であったり、野心であったりすることが多い」の3つに分けた感じです。 

従来のマーケティングは、空間が「日常」か「外向」、願望が「欲求」か「欲望」、の2x2のマトリクスの範囲にしかアプローチできていない。 今後の人口減少社会では、「内向」の空間や「欲動」の空間に着目していくことが有効と考えられるとのことです。 

「内向」の空間に着目したマーケティングを「差延化」戦略と呼んでいます。 個人の私的ユースにいかにフィットするかを追及する商品化などがその例となります。

「欲動の願望に着目したマーケティングを「差元化」戦略と呼んでています。

最初は哲学的で難しかったんですけど、ノゾミマンダラの分析法をちゃんと理解したうえで読むと、理解が深まりました。 新しい観点を提供してくれる本だと思います。

投稿者 motlab : 2005年02月07日 23:30