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2004年09月11日

インテルが次世代インターネットにコミット??

まずは、関連記事をリストアップします:
[1] CNET News.com 2004.9.9 Intel calls for Internet overhaul
[2] In tel Press Release 2004.9.9 Intel Outlines Strategy For Making The Internet Smarter, Safer, More Reliable And Useful
(うーん、このタイトル、"Intel インターネットをより安心、安全、便利にするための戦略発表"っていう感じで、陳腐だなぁ~)
[3] PLANET LAB PLANET LAB ホームページ

最初に注目したのが[1]の記事で、その後[2], [3] をチェックしました。 記事のポイントを従順に説明すると以下の通りです:

・ 従来よりインターネットシステムは、「適応処理は端末システムに任せればよく、ネットワークは単純な転送処理だけすればよい」という設計思想に基づいて設計されてきた。
・ しかし、セキュリティ、サービス品質確保、ユビキタス(モノ通信)対応のために、ネットワークにも適応制御の機能を具備することが必要である。
・ 米国のInternet-2系の大学を中心に、世界の研究機関によって構成されるPLANET LABコンソーシアムが上記の考え方に基づく実験ネットワークをインターネット上に構築している。

[1], [2]にはIntel CTOのPat Gelsinger氏のIDFでの講演内容が紹介されています:

In a speech today at the Intel Developer Forum, Intel Senior Vice President and Chief Technology Officer Pat Gelsinger said that by adding an overlay network of computational services to the Internet - made up of computing and storage resources -- the industry could bring greater intelligence into and across the network core. This would transform the Internet from a data transmission pipe into a vast platform for hosting a wide array of services available to the world's six billion inhabitants. Gelsinger referred to this approach as the ability to provide planetary-scale services. ([2]より引用)

Servers embedded in the network provide PlanetLab with the new layer of services, Gelsinger said. Those services include event processing to monitor what's happening; network mapping to arrange connections between computers; content distribution to optimize where information is stored; and Webcasting to make broadcasting efficient. ([1]より引用)

Stupid Network vs Intelligent Networkの設計ポリシーの論争は昔からあり、その再燃のように思える。 そもそも、DNS, メール転送インフラ、CDNがあるように、データ転送以外でも必要な機能は現在のネットワーク(端末間の領域)にも配備されており、概念は革新的でもない。 では、なぜこのような論争が絶えないかというと、先端のネットワーク研究者たちがユーザニーズ以上の機能をネットワークに具備させることを提案し続けてきたからである。 当然、このような提案が実用へと発展したことはなかった。

そのような歴史を知っている研究者にとっては、今回の記事に対する第一印象は「ああ、またか」だろう。 でも、今回、ちょっと違う気がする。 今までは、単なる大学の学術研究のネタだったのに、今回はIntelが推進している。しかも、IDFでCTOが講演してしまう程に。

今回の記事をどう解釈すべきだろうか? 本当にNetwork Intelligenceへの流れが本格化するのだろうか? 考察として、二つの解釈が浮かんだ:
(A) Intelにとっては日常的なアンテナ活動が記事になったにすぎない。
(B) アクセスのブロードバンド化、セキュリティ問題の深刻化が進展した。 さらに、RFIDなどのユビキタス(モノ通信)へのネットワーク応用が予想されている。 このような環境変化により効率的に応えるために、業界がNetwork Intelligenceについて真剣に取り組もうとしている。

過去の経験で物を考えてしまう私としては(A)かな~。 何か問題があれば、すぐ誰かがwork aroundするし・・ 皆さんはどう思いますか?

投稿者 motlab : 2004年09月11日 12:41

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