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2004年03月26日

BLOGで学会をやってみたい

ちょうどいろんな学会の全国大会が主催されている時期だが、私が20代の研究者として全国大会で発表していた頃から発表の現場では十分なフィードバックが得られない状況になっていた。 学会発表というものが、議論をするという目的を失い、儀式化しているのだ。 

誰のせいでもなく、多少無理してでも積極的に議論をしようとしない我々自身に問題がある、のはいうまでもない。 しかし、ろくなフィードバックが得られないから発表者が少なくなる、発表者が少なくなると1つのセッションでテーマが発散するので余計にフィードバックが得られなくなる、という負のスパイラルが回っているので、個人の力では対処できない状態である。

一方で、インターネット上ではBLOGという新しいメディアによって個からの情報発信、個と個との意見交換が活発に行われている。 

もう学会は無用なのだろうか? 私はそうは思わない。特定の分野について知見、興味を持つ人間の集まり自体は貴重であり、その活動のスタイル、ツールが旧態になってしまっているだけである。 そこで、学会にBLOGという新メディアを導入して、学会を活性化することを提案したい。 私の実現イメージは以下の通り:

1. 学会に参加する個人はBLOGページを持つ。個人が所属する企業や大学がBLOGサイトを運営してもよい。
2. 学会は研究会や会議ごとにBLOGのPINGページを提供する。研究会や会議に論文を投稿する人はその論文をBLOGのエントリ形式にして公開し、PINGページにPINGする。
3. 投稿された論文に意見やコメントがある人は、エントリのコメント欄に記入する。
4. 投稿された論文に関連する研究をやっている人はその論文にトラックバックして、自分の論文へのリンクを登録する。
5. 学会としては、研究会や会議のイベントスケジュールとして、エントリ公開の期限やコメント記入・トラックバック登録の期限(終了日時)をアナウンスしておく。 終了日時になったら、学会はその時点のコンテンツを記録・保存する。 のちにこれらのコンテンツをアーカイブして学会員に提供してもよい。 (やはり、アーカイブ機能としての学会の役割はこれからも重要だと思う)

たぶん、まともにやろうとすると、 著作権 の扱いの検討で時間がかかってしまうような気がする。 まずは、既存学会とは離れて実験的にフォーラムを企画するのがよいのかもしれない。 

どうでしょうか、皆さん? あなたは今の学会に満足していますか?

投稿者 motlab : 2004年03月26日 23:16