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2004年02月03日
マクドナルドのイヤータグ
先日、子供とマクドナルドに行った時に、マクドナルドのイヤータグの話を読んだ。農場の牛の耳にIDタグをつけて各牛のデータ(健康状態など)を記録し、生産から消費までの品質管理をできるようにしているそうだ。 これはこれで良いこととして、最近の個体IDブームのことが頭に浮かんだ。 この間も麻生大臣が無線タグがついた大根を紹介していたなぁ・・・
無線タグを使うことで、食の流通に関する消費者の不安は本当に払拭されるのだろうか? 生産業者や流通業者が偽装したり、誤解を招きやすい言葉を多用する問題はもともと技術とは無関係ではないのか・・・ 本来、社会や組織の構造的問題によって発生している問題を新技術の到来で解決できるかのような幻想を抱いてしまう。 テクノロジハイプにおいてよく起こる現象である。 無線タグへの期待にはまだこのようなハイプが残存している気がする。
荷物管理のようにもともと個体IDが管理されていた分野への適用は妥当に思えるのだが、もともと個体IDによる管理がされていなかった分野は要注意だ。
しかし、クリステンセンのセオリーに沿えば、個体IDによる管理が今までされていなかった分野(non-consumption) こそイノベーションの初期ターゲットということになる。 問題は ニーズ・効果はあったけど実施されていなかったのか、 それとも ニーズ・効果がないから実施されていなかったのかだ。 前者ならチャンス、後者ならハイプだ。 その差は微妙で、時間をかけてもはっきりしない場合もある。 また、ニーズ・効果が発生するか否かはビジネスモデルの工夫次第だろう。 仮説の検証を繰り返しながら、ニーズ・効果が発生するビジネスモデルを模索していく。 これこそが"Discovery-based Planning"のあり方ではないかと思う。
投稿者 motlab : 2004年02月03日 22:38
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